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【環境学】Introduction

本日も、りけいのりがお届けします。

 

今回は、新テーマ開設のお知らせです。テーマはズバリ、、

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導入

そうです。環境学についてです。環境学というと、非常に漠然としたイメージを持たれますが、まさしく漠然とした学問といえるでしょう。その理由は、対象が環境であることによります。

"Oxford Languages" の定義によると、環境とは、

人間または生物を取り巻く、まわりの状況。そのものと何らかの関係を持ち、影響を与えるものとして見た外界。

と、やっぱり漠然としているのです。なので、ざっくりと生物と非生物が織り成す世界、という認識で良いと思います。"まわりの状況"、"何らかの関係を持ち"と、環境を考える上で大切な要素が沢山出てきます。

 

すなわち、我々ホモサピエンスは、我々を取り巻く周りの世界に影響を及ぼし、反対に与えられていたりするのです。以下に例を見てみましょう。

 

  1. 産業革命に伴い、地中に埋まっていた炭素源である化石燃料を燃やすことで、人は大きな動力源を得た。
  2. ヒトは、化石燃料を利用したことで、二酸化炭素やメタンガスを大気中に放出し続けている。
  3. 二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスは、太陽光線に含まれる赤外高専のエネルギーを吸収する。
  4. 吸収されたエネルギーが、温室効果ガスの振動エネルギーに変換され、気温の上昇が発生する。
  5. 気温の上昇を受けて、気候変動が発生し、地球環境に大きな影響を及ぼす。
  6. 人類の生活にも影響が生じる。

このように、ある事象が発生すると、物理学、化学、生物学の垣根を超えた影響が地球全体に派生し、結果としてヒトが被害を被る構図が完成するのです。環境学では、このような外界と対象物の相互作用関係が大切になります。

 

前述の通り、環境の理解、すなわち環境学の修学には、サイエンスのありとあらゆる知識が必要となります。例えば、環境に関する理学的な探求だけでも、

と、様々な分野の知識が必要となる。環境学は、学際分野といえるでしょう。

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現代社会において、環境を理解することは、必須であると言えます。

全人類が学ぶべき教訓が含まれています。それは、この地球環境は1つであり、ある1点での事象が地球全体に派生する、ということです。人間は、地球の大きさと比較すると非常に小さい生き物なので、地球規模での環境の変動を感知しずらいです。しかし、我々人間の与える環境への影響は大きく、単一の生物種: ホモサピエンスが大地を抉り、湖を造り、河川を引くようになりました。

 

もはや、地球に対して小さな人間は、大きな影響力を持っているのです。だからこそ、人間一人ひとりが、環境に対する正しい知識と理解を得て、科学的な根拠を基に行動を見直す必要があるのです。

りけいのりは環境学の研究者

何を隠そう、りけいのりは、環境汚染問題に関する研究者です。特に、陸域と水域の汚染に着目した研究を行っています。本分野が、りけいのりのホームです。よって、ここでは多少込み入った話も展開していきます。論文も書きましたし、学会にも沢山出てきました。最新の環境学に関連したお話をお届けできると思います

 

今回は導入として、日本における公害史を探ってみましょう。以下に、日本における公害史の概論をまとめました。

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日本における公害史概論

日本での公害問題の原点は、足尾銅山からの鉱毒流出による水系汚染です。日本に関わらず、世界中で科学の力を理解しないままに乱用したことで、当時の人類はこれまでにない問題に直面しました。

 

その後、日本は高度経済成長期を迎え、再び過ちを犯します。大量生産・大量消費の時代です。四大公害は、全ての日本人が歴史の授業で習うと思います

 

四大公害の内、3つの公害, すなわち水俣病 (熊本)、新潟水俣病 (新潟)、イタイイタイ病 (富山県)は、水環境汚染問題です。そして、世界に目を向けると、現代においてもこれらに類似した問題が発展途上国において発生しているのです。

 

日本は、このような惨状を受け、環境問題に対して法的根拠を以て対応しようとしました。それが、1993年制定の環境基本法です。

 

近年でも、日本には様々な環境問題が存在しています。

環境問題は、なかなか過去のものにはならないのです。

 

因みに、日本における公害史の原点である足尾銅山鉱毒事件から、約100年が経過した現在においても、渡良瀬川流域には当時の影響が色濃く残っています。それに伴う研究も多数なされております。 

環境に与えた傷跡は、なかなか修復されないのです。

おわりに

我々を取り巻く地球環境は、刻一刻と変化しています。もはや、地質学的な時間スケールではなく、数十年単位での地球環境のモニターが必要となるでしょう。それだけ、あなたを含めた人類は、地球環境に対して大きな影響力を手にしてしまったのです。

 

そして、その影響力は他ならぬ、サイエンスによってもたらされました。なので、環境学を理解することは、この世界で、今何が起こっているかを紐解く指針となるのです。

 

水質汚染問題、大気汚染問題、土壌汚染問題、マイクロプラスチック問題、地球温暖化、食糧問題、エネルギー問題...こう見てみると、我々人間を取り巻く環境は、人間の手によって問題だらけになってしまいました。

 

次の世代により良い環境を残すため、今の世代により良い暮らしを手に入れるため、環境学を学びませんか? 

 

以上、りけいのりがお届けしました。