本日もりけいのりがお届けします。
【科学イラストレーション入門】と題して、次のような方々に記事を書きます。
- お金はかけずにプレゼン/ポスターで使うイラストを描きたい理系の学生
- シンプルなアイコンのイラストを短時間で作成できるようになりたい社会人
- パワーポイント初心者で、その扱い方に慣れたいOffice初心者
前回の記事を、未だご覧になっていない方は、こちらからどうぞ!!
今回は、科学イラストレーションの中でも、特にポスター発表やプレゼン発表にて重要となる、
- テキストの編集です
皆さんが普段活用しているのは、
- 書体なら明朝? ゴシック? Helvetica?
- ボールド? イタリック?
- 何色?
文字1つをとっても、様々な表現方法があるので、ここでご紹介いたします。
使えるフォントを増やすところから始めよう
Microsoft(MS) Officeには、様々なフォント (文字の書体) が標準搭載されています。MS Wordなどを使用する人は、MS 明朝やMS ゴシック、Centuryなどを利用していることでしょう。
しかし、それ以外のフォントを利用したい場合もあります。そんな時は、次のようにしてフォントを追加してください。ここでは、MS Office Supportの方法に則ります1)。
①まずは、以下のサイト"DaFont"に進みます2)。
②ご自身の好きなフォントをダウンロードしてみて下さい。例として、ここでは
Foreign look > Chinese、Jpn > A Annyeong Haseyo by wep
をダウンロードします。すると、以下の様なファイルが開かれたでしょうか。
③ここでは、OpenType フォントファイルを開きましょう。すると、このようなウィンドウが表示されます。
④インストールをクリックしてください。
これで、新しいフォントを利用する準備は完了です。この後のレッスンで利用します。
テキストの挿入と加工
テキストの挿入
ここでは、まずテキストの挿入を行います。先日作成したパワーポイントファイルを開いてください。新しいスライドを挿入します。
続いて、【第1回】で設定したクイックアクセスツールバーより、図形を選択します。すると、このようなアイコンが存在します。
クリックし、スライドのどこかをクリックすることで、テキストボックスが挿入されます。何か、好きなアルファベットを入力してみて下さい。こんな感じで。
それでは、テキストを加工してみましょう。
加工の方法
まずは、先ほどダウンロードしたフォントが使えるのか確認してみましょう。テキストボックスをクリックしてみて下さい。こんなウィンドウが存在することに気づきます。
ここを変更すると、フォントを変更できます。プルダウンメニューで、どのようなフォントが使えるのか確認してみましょう。すると...
クリックすると、そのフォントに変更が完了します。さらに、文字を大きくするには、フォントの隣にある数字を変更します。
ここでは、"413"に設定しました。さらに、詳細な設定をしてみます。次のような操作をしてください。
テキストボックスを右クリック > 図形の書式設定
ここまでは、【第2回】で図形を編集した際と同じです。ここで、"文字のオプション"に移動します。
ここでは表記の通り、文字の塗りつぶしや輪郭に関する設定ができます。こんな感じに。
前回同様に、
- 色
- 枠線の幅
- グラデーションの追加
などなど、できることは沢山あります。さらに、次の操作を行ってください。
図形の書式設定 > 文字のオプション > 文字の効果
すると、なんだか見覚えのあるウィンドウが表示されました。
これにより、図形を編集したように、テキストにエフェクトを加えることができます。ここでは、とりあえず色々な効果を付けたテキストを並べてみました。
- 左上:影
- 左下:反射
- 右上:光彩
- 右下:3D書式
これで、人目を惹くテキストの完成です。例えば、プレゼンテーションにおけるヘッダーに少し加工を加えるだけで、印象がこのように変わります。
おわりに
今回は、
- MS Officeに新たなフォントを導入する方法
- MS Power Pointにテキストボックスを挿入する方法
- 挿入したテキストに、エフェクトを加える方法
について学びました。これで読者の皆さんは、MS パワーポイントのフォントマスターです!!
次回は、"【科学イラストレーション入門】自由な形の図が欲しい時は頂点を操れ【第4回】"と題して、基本図形の編集により意図した図形を得るための操作を学びます。
以上、りけいのりがお届けしました。
参考文献
1) MS Office Support、フォントを追加する、Accessed: 2020/10/28.
2) DaFont、Downloads Font、Accessed: 2020/10/28.