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今回は、先日新しく目撃情報のあったビッグフッドに関する記事です。
長年、UMA (Unidentified Mysterious Animal)として存在が疑われてきたビッグフッド。もしかすると、そんな疑念を払しょくする光明を与えてくれるニュースかもしれません。動物園にてビッグフッドを眺める日が近いかも?
ビッグフッドの最新の目撃情報
2020年、10月のはじめ。アメリカはアラスカ州にて、ビッグフッドの目撃がされました。
発見者は、アイム・ライヤーさん (97)。アラスカの森の中で一人暮らしをしているおじいちゃんです。この森には、猛獣が跋扈しており、気候も非常に厳しいのが特徴です。また、マジックマッシュルームが自生しており、麻薬の密猟者もウロウロ。
そんなライヤーさんには、危険な森にて一人暮らしをする理由があるのです。以下、インタビュー記事抜粋です。
※以下インタビュー※
わしは、この森の近くの村で約一世紀前に生まれたんじゃ。成人までは、そこで過ごし、やがてカリフォルニアへ独り立ちした。でも、それは長くは続かなかった。何故だか、この森にいる時には、気持ちが安らぐんじゃ。子供の頃にはビッグフッドをみた思い出だってある。
ある日の夢の中で、この森で見たビッグフッドがわしを手招きしとった。帰っておいで、と。わしは居てもたってもいられなくなり、スーパーの店員をやめて、帰省したんじゃ。そこからは自給自足生活を続けて、もう77年。危険は承知でも、やっぱりこの森にいると安心するんじゃ。
※以上インタビュー※
と、森への異常なまでの愛着を見せるメイヤーさん。ここまで魅力を語られると、行ってみたくなりますね。
ライヤーさんが、いつも通り木こりをしていると、大きな人影が遠くに見えたそうです。すぐさま追いかけたところ、大きな足音と共に振り切られてしまいました。しかし、そこにはビッグフッドの体毛らしきものが落ちていました。
そこで、ライヤーさんの友人であり、マジックマッシュルームの研究をするウィル・ダウトさんに掛け合い、そのサンプルを分析してもらうに至ったのです。
ビッグフッドの存在を肯定する科学的根拠
ビッグフッドが、アラスカの奥地に存在することは科学的に妥当です。その理由を以下の三つの観点から解説します。
ベルクマンの法則
ベルクマンの法則とは、
内温動物における種内個体間または近縁種間にて、寒冷地域ほど体重、体長が大きくなる
という経験則である1)。ここで、ビッグフッドを霊長類と仮定すると、アラスカに生息する場合、その体長は霊長類最大になることが考えられます。
我々になじみ深い霊長類のニホンザルは、スノーモンキーとも呼ばれる北限のサルです2)。ニホンザルの生息域と比較して、ビッグフッドはより北に生息していると言えます。
ゲノム解析と系統樹分析
マジックマッシュルーム研究者のダウト博士による研究結果は、驚くべきものでした。
ホモサピエンスは、数十万年前に他の霊長類から分岐したと考えられています。そして、ビッグフッドは驚くべきことに、ホモサピエンスから派生した種であることが、今回のゲノム解析より判明いたしました。これは、ビッグフッドが高度な知能を有する可能性があることを示唆しています。
体長も非常に大きいことから、森の中でばったりと遭遇したら大変ですね。しかし、ライヤーさんの話からはビッグフッドが非常に憶病な性格であることが分かり、こちらから危害を加えない限りは、心配ないでしょう。
同位体による年代測定
同位体による年代測定は、ゲノム解析により得られた系統樹の結果を支持するものでした。アラスカの地層より見つかった体毛を、放射性同位体による年代測定にて分析したところ、数千年前のものであることが分かりました。
また、今回得られた体毛とのゲノムを比較したところ、一致率は99%。同一種とみて間違いはなさそうです。
おわりに
現在のところ、目撃者はライヤーさん一人。ダウトさんによるビッグフッドの存在を支持するエビデンスがそろってきたので、もうそろそろ第二発見者が出てくるものと思われます。
ビッグフッドの存在を確実に証明できれば、懸賞金8億年が手に入ります3)。
こちらにアラスカへの日本からの航空券も載せておきます。
今すぐ、アラスカへGo!!
参考文献
1) 森本元, 高橋佑磨, 鶴井香織 (2015), 量的形質に見られるクラインの基礎的理解への試み, 日本生態学会誌, 65, 39-46.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/65/1/65_KJ00009910927/_pdf
2) 世界の霊長類、その歴史、現生種の系統図、写真, Access: 20200912.
※本記事の内容は、実在の人物や団体などとは関係ありません。ご了承ください。
※本記事は、ビッグフッドの存在を保証するものではありません。